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センター概要

M&Dデータ科学センターについて

医歯学研究・医療は情報化・国際化の観点において、新たなフェーズに入っています。特に、バイオメディカル研究においては、ゲノム情報解析や1細胞解析等において大量の情報が取得可能となっており、その情報を統合的に分析して新しい解決策を生み出す可能性が高まっています。また、医療においても、莫大な医療情報を統合的に解析し、診療に活用すると同時に、病院内及び他機関とのネットワーク構築など、先進的な「スマートホスピタル」構想が現実となりつつあります。これらにとどまらず、ICT技術を用いた遠隔医療や、地球規模での公衆衛生等の空間的な広がりに加えて、予防医学・先制医療等の時間的な広がりも起きています。

このような状況を踏まえ、Society5.0時代の新しい医歯学研究・医療・教育を牽引すべきモデルケースとして、本学における医歯学研究・医療・教育をデータサイエンス面で推進する中心的存在として、2020年４月に「Ｍ＆Ｄデータ科学センター」を設置しました。

現在までに、学内共同研究の推進や、東京大学医科学研究所に設置されているスーパーコンピュータSHIROKANE及び本学で稼働しているストレージサーバーSHIRAUMEのサービス提供等を通じ、データサイエンスを基盤かつ駆動力とした研究・連携を展開しています。
また本学が保有する包括的で質の⾼い医療データを集積して提供するプラットフォームの構築に向けて本センターが重要な役割を担っているほか、教育面では全学部生を対象としたデータサイエンス・AI教育の推進や、大学院のデータサイエンス教育の高度化等にも取り組んでいます。

組織図

M&Dデータ科学センターは、学長直轄の全学的組織であり、５つの基幹分野と１０の協力分野を含む、「AI・ビッグデータ研究部門」「生体多元情報研究部門」「ヘルスインテリジェンス部門」「データ科学アルゴリズム設計・解析部門」「メディカル統計数理研究部門」「データ科学ELSI研究部門」「スマートホスピタル部門」「データ科学戦略開発部門」の８部門から構成されている。

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